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日本一の仁王像

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旅行ではよくお寺に参拝する。山門には大抵仁王像が参拝者を見張っている。
最近になって三河地方には素晴らしい神社仏閣があるのに気付いた。神社仏閣というとすぐ奈良京都ということになる。私の場合は撮影対象としてもこれらの像は重要である。しかし、秘仏だとか撮影お断りと言う場合が多く特に写真家には冷たい。フラッシュ撮影ならともかく、デジタルでは何も問題はないと思う。信仰対象を撮影対象にするのが気に入らないのかもしれない。個人的には写真の表現魅力を知らないのではないかと思っている。長い目で見ると信仰に繋がっていくものであるとも思っている。通常仁王像の前には金網が張ってあったり塵が積もっていてあまり良い状態に保たれてなく、良好な撮影は難い。しかし、財賀寺の仁王像は素晴らしい。国宝とは何かを私は知らないが写真芸術的にはこの像は日本一の仁王像だと思っている.通常阿像と口牛像は向き合っているが写真表現上最も良いと思われた角度で撮影した。通常の方向だと口牛像が穏やかになり見方によっては愛嬌のある顔となる。お寺の和尚さんの日ごろの仏像の扱いや心意気に感謝し賛辞を送りたい。
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お祭りの日には山門の中央に作った足組みに登って仁王様と同じ高さでにらめっこができるようになっていた。これは絶好のチャンスだとカメラを持って登った。仁王様の迫力は一層増したように思った。しかし頭の頂上であるおつむが斜めに長すぎ普通ではない。そこで私の推測だが、仏師は山門の中央から眺めたとき丁度良いように作仏してあり、写真もそこから撮るのがベストなのだと思った。

by toka987 | 2012-03-17 09:37 | 12.3月の写真 | Comments(0)