酒米を蒸す

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 新米ができるとお酒を醸造する季節である。毎年この時期になると酒蔵巡りをする。高山と愛知が多い。私が贔屓にしている近場の酒蔵に浦野醸造と言う猿投にある蔵がある。撮影に3回ほどお邪魔した。特徴のあるお酒を作っており、できる毎に案内があり購入して味わっている。御蔭でいろいろと勉強もできる。醸造直後のアルコール度は17度以上となり通常飲みやすくするために加水して15,16度位に調節しているそうである。ここではできたままの原酒も販売している。聞くところによると、酒好きには大きく分けると2種類あるように思える。一つはまろやかで飲みやすくいくらでも飲めるタイプである。この例は関谷酒造の「空」である。もう一つは辛め、強めのタイプである。この浦野酒造の大吟醸「菊石」である。焼酎に近いような口がふわーとした感じを与える。原酒のままで出しているそうである。
 釜に帆布を掛け、圧力鍋と同じような効果を出して酒米を蒸している写真が面白い。常滑市の澤田酒造でも同じものを見た。この風景が気に入った。
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酒蔵さんは親切である。こちらの要望は大抵かなえてくれる。ここでは面白い種酵母菌と発酵中の泡をお見せする。その他作業中や大吟醸の米粒などもあるがまたの機会とする。
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 酒造は老舗が多い。従って建物も古いのが多く時代の粋な物も多く残っている。ここの鬼瓦が面白い。通常鬼瓦と言うと鬼の面、屋号や水除けが多い。ここにはさすがに商売繁盛の七福神が乗っかっている。また鶴亀の鏝絵が描かれている。左官屋さんがコテで漆喰の彫刻をしたのである。有名なのは小布施の蔵の扉に描いたものがあるがまだ訪れていない。ここで見たときは少し驚きであった。

by toka987 | 2012-10-28 04:05 | 12.10月の写真 | Comments(2)

Commented by 早合点 at 2012-10-28 11:22 x
今日本中、どこの酒蔵でもお酒の仕込みの真っ最中ですね。
杜氏さんは、岩手とか秋田の方から来られて、一晩中麹の熟成具合を温度管理しながら見張っています。大変な作業の成果として、美味しいお酒を飲まして貰えます。
私は、まろやかなお酒が好きです。
Commented by toka987 at 2012-10-28 14:07
味噌、醤油、みりん藏等を訪ねてきましたが酒藏が一番微妙なようですね。ただし、一番近代化が進んでおり、新旧、大小のバラエティも多いようですし味の違いも多いようですね。古の人の知恵が一杯詰まっており見ていて楽しいです。