神願様

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 南信州には昔から伝わっている風習が多く残されている。その一つに神願様(じんがさま)がある。伊那市西箕輪の仲仙寺は1000年以上続く古刹の寺である。今年は巳年ということで特別に注目された。参道の入口の2本のサワラの木に神願様という藁でできたへびあるいは龍のしめ縄が掛けられている。頭にヒゲがあることから龍の形態が強い。むかし村の入口に掲げ村の安全を祈願したという。この仲仙寺は馬頭観音としても知られ、境内には馬の巨大な絵馬が多く奉納れている。拝殿の入口の天井には巨大な龍が描かれている。面白いことがたくさんあるがここではもう一つ丁石に触れておく。昔お寺の参道には一丁目・約109mごとに石碑が建てられた。この目印を丁石という。この寺には54丁の丁石の内34丁も現存して辿っていける。面白いことにここの丁石は全て馬頭観音が彫られている。この写真には伊那街道から分岐する羽広道の起点に立つ第一番を載せた。丁石の最古は記録のあるものとして伊賀上野市の補陀落寺のものが有名であり、自然石に梵字・道程・寄進者名が刻まれている。

by toka987 | 2013-01-19 17:30 | 13.1月の写真 | Comments(2)

Commented by 早合点 at 2013-01-20 21:50 x
珍しい写真とお話有難うございます。
確かに南信州は、歴史の古さとかなり独特の風習等がありますね。飯田に2年ほど暮らしましたので、実感があります。
Commented by toka987 at 2013-01-20 23:19
風習は昔の人々の気持ちを表しているとも考えられ人の気持ちは何時の時代も変わらいものだと思われます。その背景を辿るのも楽しいことだと思います。