国宝瑞龍寺

梅鉢紋
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 前回の雨晴海岸からの帰り道に高岡市の国宝瑞龍寺を訪れた。我が写真の師がよく訪れるのを聞いていたのでどんな所か一度訪ねたいと思っていた。何の前知識を持たず京都や奈良の寺院を訪れる感覚であった。おかげでこんな寺院もあるのかと新しずくめで不勉強を痛感しあっちこっちでチョッピリ驚きの連続であった。
 まず総門というところに来た。木組を見上げると梅鉢の紋が目に入る。さすが前田家の菩提寺である。こんな所に紋など見たことがない。今回禅寺の伽藍配置がこんなものかと勉強になった。
山門
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 総門から山門を眺める。宮大工が粋を凝らすという屋根の曲線を見る。程ほどに曲がっており綺麗だ。2階の屋根が大きいのが普通と違い気になる。寺の説明書によると上から落ちる雪を避けるために大きくしているとか、地域ならではの工夫である。屋根が良い。柿葺だ。面白いことに堂によって皆種類が違う。仏殿は鉛瓦葺で法堂は銅板葺だ。なぜこのように変えたのか気になった。仁王様は痛みが大きく痛々しい。寄木板が剥がれかけ鉄釘で止めている。気になったのは吽像の親指が盛り上がっている。普通地面に立つならフラットのはずだ。何故か?回廊の明かり採りは禅宗様の火灯窓だ。
仏殿
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 仏殿に入ってほんのチョッピリ驚いた。広い土間があり、中央に小さな釈迦三尊像が高い所にある。写真に撮れるのはこういった寺院ではありがたくさすが寛容だと感心したが撮る気にはならなかった。説明によると中国明代の仏像とか。このような白い天蓋の垂れ幕は初めてだ。質素である。通常は金箔が貼ってありキンキラキンなのが普通のはずだ。柱の模様が素晴らしい。素材の檜の年輪が浮かび上がっている。禅様の木組みが内部まで用いられているのも凄い。当代の名工山上が最も力を入れた建物とか。虹梁も力強い。木肌がそのまま出ている。
大庫裏
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 大寺院の台所はスケールも大きい。釜口が5つもある。台所で面白いと思ったのは鉄釜の蓋である。梅鉢の紋が彫ってある。また雲板という時間を知らせるドラみたいなものも気を惹いた。
 

by toka987 | 2013-02-09 04:42 | 13.2月の写真 | Comments(2)

Commented by サン at 2013-02-11 01:54 x
瑞龍寺の仁王様の足の親指が盛り上がっていることには気が付きませんでした。いろいろ面白いものを見つけられるのですね。
Commented by toka987 at 2013-02-12 16:14
今回は不遜な言葉が多かったと反省しています。書き直しました。良い写真がとれず難しいお寺だと思いました。