京都御所

春の撮影会は京都御所であった。この建物自体は江戸時代後期に徳川幕府によって建設された物で平安時代初期から江戸時代後期までの歴史が凝縮されていておもしろい。私が興味あることは平安初期の寝殿造から武家社会の書院造とその意匠である。     
承明門より紫宸殿を望む
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周りを囲む朱色の円柱と漆喰の回廊は唐の名残か、紫宸殿の木質と白壁の寝殿造は日本的だ。その対比がおもしろい。

紫宸殿の玉座
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中央が天皇の高御座で右側に皇后の御帳台が見える。柱は丸柱、板敷き、部屋仕切りの御簾は寝殿造の特徴だ。
寝殿造
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白と木質の格子の蔀戸、赤漆の飾り金属、丸い柱は意匠のデザインも良いと言われる初期の寝殿造の特徴だ。縁の高欄は高級貴族の建物に使われるとか。
南庭
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紫宸殿は御所の本殿で即位の大礼や御譲位などの重要な儀式が行われた所で、南庭は殿外設備として延長使用されて多くの人が列をなして並んだと言われている。
清涼殿
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天皇は昼間この垂れ幕のある御帳台の前の昼御座で決済され、後ろの御帳台で休まれたとか。御簾や四角柱は後期寝殿造である。
御池庭
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小御所前には御池庭があり、アヤメが咲いていた。

御学問所と御常御殿の間の白壁に映ったモミジ
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御学問所の襖絵
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御学問所は書院造で建てられている。柱は角柱、間仕切りは襖や板戸、内部には床の間もある。襖絵はたぶん狩野派の絵と思われるが確かめてはいない。

by toka987 | 2017-05-13 11:18 | 17年5月 | Comments(4)

Commented by shb3539 at 2017-05-13 16:04
建造物は撮り慣れていらっしゃるかお上手ですね。
構図の面で大変参考になりました。
Commented by toka987 at 2017-05-13 17:31
shbさんご訪問並びにコメントありがとうございます。建物は写真的に撮るのが難しいですね。絵になっていないかもしれないと躊躇しました。
Commented by kazukagu at 2017-05-14 22:09
作品を拝見して、写真を撮ることは、ポートレートでモデルの魅力を引き出すことと同じで建造物でも花でも、その魅力が分かっていないといい写真ににならないことがよく理解できます。
Commented by toka987 at 2017-05-15 11:53
kazukaguさんコメントありがとうございます。被写体の魅力を引き出すのも愉しいですね。努力しています。