楷の木の紅葉
2018年8月両親のお墓参りで実家の岡山を訪れた。帰りに時間があったので近くの江戸時代の藩主池田公が建てた庶民学校・閑谷学校へ撮影(ブログあり)に出かけた。天候は曇りで下調べもなく訪れたのであまり良い撮影はできなかった。しかし珍しい物、おもしろい物がいろいろありフォトジェニックなものが有るなと思った。ここは岡山県第2位の人気紅葉ポイントであるのでこの時期に訪れることにした。ここの紅葉は珍しい楷の木2本が孔子廊入り口にあるがなかなか見応えのある木である。
カイノキは、直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っていることから、楷書にちなんで名付けられたとされる。別名クシノキ・孔子の木は、山東省曲阜にある孔子の墓所「孔林」に弟子の子貢が植えたこの木が代々植え継がれていることに由来し各地の孔子廟にも植えられている。おもしろいことにこの2本は同じ木の種を中国の孔林から譲ってもらったものであるが紅葉の色が紅葉と黄葉に分かれている。
床紅葉
この講堂が国宝である。床は漆拭きされており床紅葉が映える。京都の床紅葉も有名であるが撮影はさせてもらえない。ここは撮り放題だ。京都は何でもお高くとまっているから好ましくない。
残念ながらライトアップ用の照明器具が邪魔だ。
備前焼の赤瓦
屋根瓦は備前焼の窯変である。数万枚焼いたそうで窯元の違い、位置の違いで色変りがありおもしろい。瀬戸の赤津瓦(ブログあり)も同じであった。
石塀
実に豪華なものである。
楷の木と講堂
小齊
藩主の休憩所である。4畳半と質素である。
楷の木の特徴
小枝が大枝からほぼ直角に生える。
葉っぱが対になって整っている。
学校正門から楷の木の紅葉を見る。