アマビエ in 深川神社 江戸時代後期、肥後の国の海にアマビエという妖怪がいた。夜ごとに現れ光り輝いた。そして予言した「今後6年間は豊作が続くがその後6年間は疫病が流行る、私の絵を描き皆に見せよ」と。新型コロナウィルスが蔓延するに至り全国的にその名が知れた。中日新聞で紹介されたのでミーハーである私は仏像を撮る感覚で馳せ参じた。さすが陶都・瀬戸だ。カラフルな抹茶茶碗の蓋で着飾っている。大型台風のお陰かお顔がビニールで覆われており残念だ。天気になったら撮り直しだ。アマビエの図は「肥後国海中の怪(アマビエの図)」(京都大学付属図書館所蔵)を一部改変したものである。
アマビエ(補追) 台風が通過し雨も上がってお顔隠しのベールが撮れた。河童の女の子に似ていると思った。ベールがあったほうが可愛く見えた。原本と較べてみた。形は結構似ている。鱗と茶碗の蓋の似が良い。 深川神社本殿の狛犬 最初深川神社は瀬戸の陶祖加藤家を祭っていると思っていたがそうではなく天皇家由来の天神を祭る神社であった。私の興味は隣の隣の陶彦神社であった。招き猫が可愛かった。深川稲荷神社
深川神社境内には並んで、深川神社、深川稲荷神社と陶彦神社の三つが並列して並んでいる。赤い鳥居の外側に陶製の風鈴が飾ってあった。陶彦神社本殿 飾り金具が重厚であると言われている。本殿階段の模様が素晴らしいらしい。この神社は瀬戸焼の陶祖加藤四郎左ェ門景正を祭神としている。中国で修業したらしい。私の友達の友達がこの末裔の知り合いで黄瀬戸のお茶碗を分けてもらった。ただし、瀬戸の加藤家は皆末裔かも知れない。陶製の狛犬 本殿内に狛犬が鎮座している。陶祖神社らしく珍しい。陶彦神社入り口の狛犬
この狛犬も珍しいと思う。左の狛犬は子供を押さえつけており、右の狛犬は鞠を押さえている。子持ち狛犬は岐阜のモネの池傍の神社で初めて見たがここにもいた。しかも鞠まで踏んでいた。狛犬の子はあまりかわいらしく見えないがいかに。
拝殿前の狛犬
時代を反映してかマスクをしていた。何時もはよだれかけのはずだが。
陶器瓦の灯籠
さすが陶祖神社の灯籠だ。陶器瓦で作られいた。アイデァものだ。
この陶彦神社、私の好む題材がいっぱいあった。